湯布院で朝霧が出るって有名だけどいつどこで見れるのかしら
よく聞かれるこの疑問に答えます。
湯布院にはよく勘違いされますが、2つ朝霧があります。一つは湯布院盆地を包む大きな雲海の朝霧。もう一つは金鱗湖から立ち上る朝霧。先に雲海のほうの朝霧を説明します。
2020年10月20日に私が撮影したものです。
湯布院を包み込むように現れる朝霧、これが出ていると湯布院の町中は完全に霧に包まれていて、車もライトをつけないと前が見えない状況となります。
湯布院の朝霧が出る時期は9月~4月はじめぐらいの間です。
10月後半~11月後半までが比較的出やすく、1~2月は出にくいです。
時間は出現するのは早朝から出ており、雲海が消えて晴れる時間は遅くて9時前後。早くて8時前後です。
湯布院は盆地になっており、地形の関係でめちゃくちゃ朝霧が出やすく、全国でも有名です。
出やすいといっても、毎日出るわけではなくちゃんと条件があるんですよね。
この条件が【前日に晴れて暖かく、夜に急に寒くなり当日の朝が晴れて風がない】といった感じなんですが、どれぐらいの確率で出るのか検討がつかないかと思います。
要はその当日が晴れていて風速が弱ければ出る確率が高いと思ってください。
私の体感ですと、小さい朝霧も含めれば40%以上で出ます。
ただし、かなり大型で湯布院をすっぽり包むほどの朝霧は1~2週間に一度ぐらいですね。
大型の朝霧はさすがに確立が低いですが、金鱗湖にも朝霧が出てそちらは高い確率で見れますので、その辺りも含めて解説していきたいと思います。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は湯布院のとあるカフェの店長です。 当然ながら湯布院のことにはいつの間にか詳しくなり、少しでも湯布院全体を盛り上げたいという思いから個人的なおすすめを発信しています。
湯布院千家 (@yufuinsenke) | Twitter
金鱗湖の朝霧
金鱗湖の朝霧は近くの湖の底に温泉が湧いているといわれ、年中を通して水温が高いために冬の早朝に湖面から朝霧が立ち上る現象です。温泉が金鱗湖に流れ出ているという意見もあります。
要は湯気なんですね。冬の早朝、寒い日だと安定してみることができます。
もちろん晴れている日のほうがより幻想的に見えますよ。
気温は10℃以下だとなんとか、5℃以下だと安定して見れます。
撮影スポットは金鱗湖周辺です。湖に浮かんでいる鳥居と一緒に撮られる方が多いですね。
有名な撮影スポットを教えるよ!
狭霧台
ここから撮影する方が一番多いです。別府~湯布院間の城島後楽園を通る下道の途中にあります。一見遠そうに見えますが車でそれほどかからなくて、由布院駅からは15分かからずに着きます。
蛇越展望台
こちらも有名な場所です。阿蘇方面から来られた方はこちらもいいですね。
雨乞い牧場
狭霧台のすぐ近くです。ここもおすすめですが道がとにかく狭いので、基本的には狭霧台のほうがいいかなー。バイカーならすれ違うのも余裕なのでバイカーにこそおすすめします。
湯布院千家の店内から見える朝霧が晴れていく様子
余談ですが、私が店長を勤める湯布院千家の店内からは由布岳が朝霧から晴れて出てくる様子がバッチリ見ることができます。
時間は8時半~9時ぐらいです。これを見れたお客さんはラッキーですよ。
湯布院では朝霧が出る時期となりました🌤
— シンヤ@湯布院千家 (@yufuinsenke) 2020年10月17日
二階席から撮影した、霧に包まれた湯布院盆地が晴れていく幻想的な様子をお届けします☺ pic.twitter.com/gfexFHo3FI
まとめ
・朝霧の出る時期は9後半~3月
・時間は早朝から9時ぐらい
・おすすめスポットは狭霧台、蛇越展望台
・条件は前日暖かく、夜寒く、当日晴天で風がない
・でっかい朝霧は1~2週間に一度
・金鱗湖の朝霧は幻想的で良い。出現率も高い。
こんな感じですね。湯布院の朝霧について調べていた方に伝われば幸いです。
それでは私の写真フォルダに入っていた町中からと電車の中からの朝霧を最後に少し。